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B型肝炎について

2.B型肝炎の症状

病気は大きく分けて3期

 HBVキャリアの病期は、大きく3期に分けることができます。
 出生時に母親からウイルスに感染した場合、ウイルスは肝臓で増殖しますが、肝炎は発症しない状態が続きます(無症候性キャリア)。幼いころは免疫機能が未熟なため、ウイルスを外敵として認識できず、免疫がウイルスを攻撃しないために肝炎にならないのです。この状態が第Ⅰ期です。
 第Ⅱ期になると、免疫がウイルスを排除しようとして攻撃を始め、肝炎を発症します。このときにウイルスが順調に減ると、やがて肝炎が治まり、第Ⅲ期に移ります。
 第Ⅲ期ではウイルスが免疫に監視されほとんど増えなくなり、肝炎はなくなります。
一方、第Ⅱ期でウイルスがなかなか減らない場合は慢性肝炎となり、そのまま肝硬変、肝がんと進行することがあります。

【HBV感染から肝炎へ】

  • 無症候性キャリア
  • 肝細胞の中にウイルスがいますが、肝炎は起きません。
  •    ↓
  • 慢性肝炎
  • 免疫の働きでリンパ球がウイルスのいる肝細胞を攻撃し、細胞が傷ついて肝炎が発症します。

急性増悪に注意!

 B型肝炎は、基本的に第Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期と順番に経過しますが、それぞれの期間の長さは人により異なります。一般的に、25歳以下でⅡ期に入った場合は順調にⅢ期に移行して症状が安定することが多いのですが、35歳を過ぎてもⅡ期が続く人は、状態が悪化するケースが多いといえます。
 B型肝炎では無発症の状態から急に強い肝炎を起こす「急性増悪」が時々みられます。だるさや食欲不振、さらには黄疸(皮膚が黄色くなる)があらわれることもあります。「劇症肝炎」と似た危険な状態になることもあるので、キャリアの人は、この「急性増悪」の存在を知っておく必要があるでしょう。