6.B型肝炎の感染予防
家族感染はワクチンで予防
B型肝炎ウイルスの感染は、ワクチンや免疫グロブリンを用いて積極的に予防することができます。特に、母から子への感染や夫婦間での感染を予防するために有効です。
血液の取り扱いには注意
血液を介して感染する病気のため、他人にうつさないために、血液の取り扱いには注意しましょう。
体に触れたり、一緒に入浴しても感染することはありません。また、洗濯や食器洗いも一緒で大丈夫です。
【こんなことに注意】

- 血のついたものは、しっかりくるんで捨てるか、流水で洗う。
- けがや鼻血はできるだけ自分で手当てして、人に血液がつかないように注意する。
- ※血液が皮膚についても洗い流せば問題はありません。
- カミソリ、歯ブラシなどの血液がつく可能性のあるものは自分専用とする。
- 乳幼児に、食べ物を口移しで与えない。
- 献血をしない。
- 性交渉時にはコンドームを使用する。
B型肝炎治療法の変還
B型肝炎の代表的な治療薬といえば「ラミブジン」という経口薬です。これはもともとエイズの治療薬に開発された「核酸アナログ」と呼ばれる種類の抗ウイルス薬です。B型肝炎の治療薬としては、2000年に使用が認められました。ただし、ラミブジンを長期間にわたって使用し続けると、高い確率で耐性ウイルスが出現してしまいます。2004年からは、耐性ウイルスが出現した場合に「アデホビル・ピボキシル」という薬が併用できるようになり、高い治療効果を上げています。さらには、2006年は耐性ウイルスが出現しにくい新しい抗ウイルス薬「エンテカビル」が登場しました。
B型肝炎はウイルスが排除できないため治療が難しい病気ですが検査や治療法は着実に進歩しています。このため、B型肝炎を正しく理解することが、より良い治療を受けるための第一歩となります。また、ワクチンなどで予防できる病気であり、B型肝炎を撲滅する事を目標に研究が進められています。