4.C型肝炎の治療
肝庇護療法 〜肝臓の炎症を抑える〜

C型肝炎の治療には、大きく分けて「肝庇護療法」と「抗ウイルス療法」の2種類があります。
「肝庇護療法」とは、肝臓の炎症を抑えて肝細胞の再生促すことで、肝臓の繊維化を遅らせる治療法です。C型肝炎そのものを治す効果はないものの、副作用が少なく、高齢者でも安心してできる治療です。飲み薬と注射薬があり、状況に応じて使い分けます。また、最近では体内の鉄を少なくする瀉血療法も行われています。
抗ウイルス療法 〜ウイルスを排除する〜

抗ウイルス療法は、ウイルスの増殖を抑える働きのある抗ウイルス薬「インターフェロン」を使った治療法です。平成4年から一般に行われるようになり、最近では格段に著効率が高くなっています。また、インターフェロンの効果が長く続くよう改良した「ペグインターフェロン」という薬剤も登場し、週1回の注射で効果がみられるようにしました。

インターフェロンと併用することで効果を高める飲み薬「リバビリン」も登場しました。「遺伝子型が1型で高ウイルス量」の人ではペグインターフェロンとリバビリンの併用療法を48週間(〜72週間)行うことがすすめられており、ウイルスは50〜60%で排除されます。また、これ以外のタイプでは、24週間の治療で80〜90%の人でウイルスが排除されます。

抗ウイルス療法には副作用があるので、治療に際しては内容をよく理解しておく必要がありますが、ウイルスが排除されると肝がんを発症する確率がかなり減るので、積極的な治療がすすめられています。
【治療の二本柱】
抗ウイルス療法
C型肝炎ウイルスを排除し、肝炎を治そうとする治療。
肝庇護療法
炎症を抑えて、肝細胞の再生を促すことができるので、肝臓が硬くなるのを防ぐ治療。