肝炎医療従事者等研修会『松本会場』が開催されました。
この研修会は終了いたしました。
地域における良質かつ適切なウイルス肝炎の診療を提供するため、信州大学医学部附属病院と県は平成21年2月に「長野県ウイルス肝炎診療ネットワーク」を立ち上げ、患者にとって身近な存在の「かかりつけ医」と専門医療機関による診療連携体制の整備を進めています。
このたび、肝炎治療の最新情報を紹介し、ネットワークの取組について説明するため、研修会を開催します。大勢の医療関係者の皆様のご参加をお待ちしております。
- 対象者
- 肝炎診療等に従事する医療関係者
(医師(※)、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、等) - 市町村保健衛生担当職員、保健所(保健福祉事務所)担当職員
(※)この研修会は日本医師会の生涯教育講座として認定されています。 - 日時・場所
- ○松本会場
- 日時:平成22年9月24日(金) 19:00~20:30(18:30開場)
場所:信州大学医学部附属病院 外来棟4F 大会議室 (松本市旭3-1-1)(※)
《研修内容》
- 制度説明
- 「ウイルス肝炎医療費給付制度について」
小林 良清(長野県健康福祉部 健康長寿課長) - 講演
- (座 長)田中 榮司(信州大学医学部 内科学第二講座 教授)
清澤 研道(長野赤十字病院 病院長) - 講演1「肝不全の病態と診療コンセプト」
- (松本会場)永木 正仁(岐阜大学大学院医学系研究科 消化器病態学 臨床教授)
(長野会場)吉澤 要 (信州大学医学部 内科学第二講座 准教授) - 講演2「肝炎診療ネットワークの取り組み」
- 松本 晶博(信州大学医学部 内科学第二講座 講師)
平成22年9月24日(金)信州大学医学部附属病院外来棟4階大会議室において、肝炎医療従事者を対象に長野県肝炎医療従事者等研修会を開催しました。
今年度のテーマは肝不全です。慢性肝炎の悪化に伴う肝不全について理解を深めておくことは、その予防のためにも肝炎医療従事者にとって有益と考えます。
この様なテーマにおいて、講師に肝不全にご造詣の深い岐阜大学大学院医学系研究科消化器病態学臨床教授永木正仁先生をお招きし、「肝不全の病態と診療コンセプト」と題してお話しをしていただきました。永木先生の講演は専門医クラスのご講演であり、これまでに無い概念をみなさんが感じられたことと思います。また「長野県の肝炎対策について」を県健康長寿課小林課長に、「ウイルス肝炎診療ネットワークの取り組み」を松本先生に、「C型肝炎の治療―最新情報-」を吉澤先生に講演していただきました。ウイルス肝炎医療給付制度については、今年度より制度が改正されたこともあり、制度について理解をされていない患者さんが多くいらっしゃいます。医療従事者が制度をより深く理解することで患者さんに分かりやくすご案内できると思います。また、医療の均てん化におけるネットワークの取り組みを理解して頂くことで、日ごろより病気や治療方法などの不明な点について、柔軟な対応を図っていけることと思います。当日は多くの医療従事者のご参加がありました。今後の最新治療に期待が膨らむ中で、最新情報を得ることは患者さんの希望ともなります。この研修会は引き続き、10月22日(金)長野会場においても開催されます。是非多くの医療従事者のみなさまにご参加頂き、肝炎治療についてご理解を深めて頂きたく思います。
申込み・お問い合わせ先信州大学医学部附属病院 肝疾患診療相談センター
〒390-8621 松本市旭3-1-1
電話・FAX:0263-37-2922
(FAXによる申込は、できるだけ午前中にお願いします。)
E-mail:liver_ce@shinshu-u.ac.jp